診療情報管理室

診療情報管理室

ご挨拶

診療情報管理室は膨大な診療諸記録の保管・運用が適正に行われるように管理する部門です。

2018年4月、クリニカルパスや文書管理が業務に追加される際、「がん登録室」から「診療情報管理室」に改編されました。 電子カルテが導入され、診療情報全般のデジタル化が進む中で、大切な情報を慎重に取り扱い、かつ迅速に提供できるよう日々業務に取り組んでいます。

特徴・特色

主な業務

  1. 兵庫県内の院内がん登録集計・育成
  2. 院内がん・全国がん登録・生存確認調査・がん登録集計
  3. 院内クリニカルパス管理
  4. 院内文書管理
  5. 入院診療録管理

個人情報保護について

スタッフは、院内の情報セキュリティー・管理規程に従い、個人情報の管理・機密保持を徹底しています。また、がん登録に従事する者は、がん登録推進法等の法令を遵守しています。

トピックス

院内がん登録について

院内がん登録とは、がんと診断された患者さんの基礎的なデータを病院として集積し、がん診療の実態を明らかにするしくみです。
当室では、個人情報を削除したデータを国立がん研究センターに届出し、この内容は全国集計報告書として公表されています。全国集計データは、国全体でより良いがん医療、がん対策に役立てるよう二次利用がされていますが、患者さんには拒否の機会(オプトアウト)が提供されています。 
当院において拒否の申し出を希望される場合は、当室担当者までご連絡ください。詳細は、下記内容をご一読ください。

院内がん登録全国集計データの二次利用について

二次利用に関するオプトアウト(拒否の申し出)について

クリニカルパス業務について

院内委員会の事務局として、チーム医療の推進を目指し科別から全科統一した医療・患者用パスの改善など医療の質向上に取り組んでいます。

文書管理業務について

院内委員会の事務局として、病院で統一した説明同意文書を整備・監理しわかりやすい文書校正を目指して取り組んでいます。

兵庫県内の院内がん登録集計・実務者の育成

兵庫県院内がん登録集計と院内がん登録実務者育成の取り組みの詳細は、兵庫県がん診療連携協議会ホームページに掲載しています。

生存確認調査について

当院では、平成26年12月1日より初診の方に「生存確認調査」等の意思確認をいただく包括同意書を取得しています。同意か否かは、患者さんご自身の自由意思になります。否の場合でも診療上の不利益を受けることはありません。また、一旦同意したあとでも撤回することができます。生存確認の調査方法は、通院状況の確認や包括同意書で同意を得た患者さんには、市区町村に住民票照会をしています。照会を行う際には、住民基本台帳法(第12条の2)の規定に基づき調査依頼をしています。市区町村に、患者さん個人の病名や病状などを提示することは、一切ありません。
また、その費用を患者さんやご家族に請求することもありません。
※当センターの届出結果を含む全がん協(全国がん〔成人病〕センター協議会)加盟施設の生存率は、「全施設生存率(KapWeb)」で公表されています。 (URLサイトとリンク)

クリニカルパスの紹介

文書管理業務の紹介


説明同意書の整備状況 R1(2019)年度 R2(2020)年度 R3(2021)年度 R4(2022)年度
診療科 (全22科中) 20科 16科 16科 21科
審査数   332編 391編 387編 124編
文書整備延べ登録数  332編 725編  414編  171編

スタッフ紹介

    • がん登録・診療連携担当部長(医師・兼任)
    • がん登録実務者(中級)3名(初級)2名
    • 診療情報管理士(5名)
    • 看護師(3名)
    • 事務職員
  • 派遣職員(数名)