検査部

検査部

ご挨拶

検査部では、病気の原因を究明するための情報や治療方針の決定と薬の適否を考えるための情報を「正確に早く」提供することを任務としています。臨床検査技師が医療チームの一員として高度医療に沿えるように各学会の認定資格取得や研修会への参加を通じて自己研鑽しています。 患者さんに良質な医療を提供するために効率的かつ多能的な検査業務の遂行や検査部内外の連携を高めるために業務拡大とチーム医療の推進に取り組んでいます。

特徴・特色

当院の検査室は免疫・生化学検査、血液・輸血検査、一般検査、微生物検査、病理検査、生理検査と大きく6つに分かれています。 また患者さんの急変時や時間外手術に対応できるよう、輸血を含む緊急検査は24時間体制で実施しています。

がん専門病院の検査室として、骨髄移植関連検査(CD34陽性細胞定量、臍帯血生細胞数測定)、フローサイトメトリー検査(造血器腫瘍解析)、肺がんコンパニオン診断をはじめとする遺伝子検査・免疫染色を院内で実施しており、迅速な結果報告がより安全な移植療法や、治療の早期開始などにつながっています。

資格・認定

部門ごとに特徴ある検査を行い、以下のような資格や認定を有する臨床検査技師が検査に携わっています(延べ人数)。

資格・認定名称 人数
細胞検査士 16
遺伝子分析科学認定士(初級) 1
遺伝子分析科学認定士(一級) 1
特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 1
有機溶剤作業主任者 5
甲種危険物取扱者 1
二級臨床検査士(病理学) 6
二級臨床検査士(微生物学) 1
二級臨床検査士(血液学) 1
認定病理検査技師 2
認定輸血検査技師 1
認定血液検査技師 3
認定骨髄検査技師 1
認定微生物検査技師 1
感染制御認定臨床微生物検査技師 1
日本サイトメトリー技術者認定 2
緊急臨床検査士 1
超音波検査士(体表臓器) 2
超音波検査士(消化器) 3
超音波検査士(循環器) 4
超音波検査士(血管領域) 1
日本糖尿病療養指導士 2

トピックス

国際規格「ISO15189」の認定取得

当検査部は、平成29年2月21日に臨床検査の国際規格であるISO15189(臨床検査室:品質と能力に関する特定要求事項)の認定を取得しました。その後、定期サーベイランスと再審査を受け令和3年2月15日に更新が認定されました。 認定範囲には、検体検査部門(生化免疫・血液輸血・微生物・一般)だけでなく、がん診療には不可欠な病理部門・生理機能部門も含まれています。
検査結果は、がんの診断・治療方針の決定・予後推定・治療効果の評価に重大な役割を担っています。国際的に認められた検査技術により質の高い検査結果を提供し、当センターのがん診療を支えていくよう、これからも品質管理と技術能力の向上に検査部スタッフ一同取り組んでまいります。

公益財団法人 日本適合性認定協会のホームページ

検査を終了した残余検体の使用について

検査部では、患者さんの血液や尿などの検体を用いて様々な検査を実施しています。検査後の検体は通常廃棄しますが、その一部を精度管理や教育、研究などの医療の質の向上のために使用することがあります(がんセンター受診時で包括同意をされた方のみ)。 残余検体を使用するために採血量が増えることや費用負担が発生することはありません。また、使用の際は匿名化するために個人情報が漏れることはありません。
残余検体の使用を拒否される場合は、下記まで連絡をお願い致します。ご連絡を頂いた方の検体は使用いたしません。

兵庫県立がんセンター 検査部 検査技師長
〒673-8558
明石市北王子町13-70
TEL:078-929-1151(代)

募集

兵庫県立病院検査部オープンラボラトリー(公開週間)

兵庫県立病院では、就職に対する不安や疑問点を解消するために、病院の見学・若手職員との意見交換を開催しています。 詳しくは兵庫県ホームページをご覧ください。