都道府県がん診療連携拠点病院兵庫県立がんセンター
交通アクセスお問い合わせサイトマップトップページ
HOME > がんセンターについて > 各診療科・各部の紹介 > 検査部 > 検査の紹介-肝臓がんについて

第4回目は、肝臓がんについてです。

こんにちは、今日は肝臓がんの検査について教えてくださる約束でしたね。
こんにちは、検査の前に肝臓がんについて簡単に説明するよ。 肝臓がんは大きく分けて次の3つに分類されるんだ。
原発性肝がん
肝細胞がん
90%以上がB型・C型肝炎ウイルスによる慢性肝炎・肝硬変などを経てがんになる。
胆管細胞がん
原発性肝臓がんの6%を占める
転移性肝がん
転移性肝がん
他の臓器にできたがんが血行性、リンパ行性、直接浸潤等によって肝臓に腫瘤をつくる。
どんな検査があるのですか?
肝臓がんは慢性肝炎や肝硬変を伴うことが多いので、一般的な肝機能検査も異常になることが多いんだよ。例えば、肝細胞が壊れたり変性したりすると血液中のLD(乳酸脱水素酵素)やAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)、ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)などが異常値になるんだ。肝臓がんの診断には、血液検査(腫瘍マーカー)と超音波検査、CT検査が使用されるね。それでも診断が付かないときは、MRIや血管造影検査、生検(細い針を臓器に刺して細胞を採取し顕微鏡で調べる検査)などを行うんだよ。
血液検査は前回勉強した腫瘍マーカーを測定するんだ。AFP(アルファフェトプロテイン)やPIVKAⅡ(ピブカツー)などが主に利用されるよ。覚えていたかな?
超音波検査はお腹に当てた探触子から超音波を体内に発射し内臓からの反射波を映像化して内臓の様子や腫瘍の存在等を観るんだよ。
検査中は少しお腹を押さえるぐらいで苦痛がなく、CTと違って被爆することがなく安全な検査なんだ。検査時間も20分程度ですむんだよ。
超音波検査ってすごいんですね。映像化ってどんな風にみえるのですか?
超音波検査は利点も多いんだけど、患者さんの体格によっては良好な画像が得られにくく、これだけでは完璧な検査とは言えないんだ。血液検査やCT検査を組み合わせることによってより正確な診断ができるんだよ。
なるほど
では実際の肝臓がんの超音波画像をみてみよう。
原発性肝細胞がん

中央に約6cmの丸い腫瘤があるだろう。これが肝細胞がんだよ。内部が不均一でモザイクパターンと言って肝細胞がんの典型的なものだよ。

胆管細胞がん

両端に黒くクモの巣のように広がっているのが拡張した末梢胆管なんだ。 中央の↓で示した部分で胆管が見えなくなっているけど明らかな腫瘤は確認できないだろう。 これは胆管浸潤型胆管細胞がんだよ。



転移性肝がん

2~3cmの腫瘤が2個あるね。転移性はこのように腫瘤が多発することが多いんだよ。

画像で原発性や転移性などがんの種類も分るんですね。

そうなんだ、画像を注意深く観察することでだいたいの診断がつくんだよ。
今日は興味深いお話ありがとうございました。

【第5回】肺がんについて ※ 平成21年8月頃 掲載予定

 

ページの先頭へ
兵庫県立がんセンターについて
診療各科・各部のご案内 外来診療表 都道府県がん診療連携拠点病院について 臨床試験拠点病院に指定されました (財)日本医療機能評価機構認定病院 兵庫県がん診療連携協議会 国立がんセンターがん対策情報センター がん情報サービス
交通アクセスお問い合わせサイトマップトップページ
兵庫県立がんセンター
〒673-8558 兵庫県明石市北王子町13-70 電話番号 078-929-1151/ FAX番号 078-929-2380
Copyright©2008-2009 Hyogo Cancer Center All Rights Reserved.