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診療部の紹介 -乳腺外科-

診療部の紹介

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乳腺外科

診療カレンダー

 
乳腺外科 1診 髙尾 橋本 (午前)
髙尾
髙尾 担当医師
2診 廣利 廣利 担当医師 廣利・橋本 (午前)
廣利
3診 田根(香) 田根(香) 田根(香)

概要

近年の乳癌に対する診断法、治療法の進歩、及び乳癌生物学の解明は目を見張るものがあり、乳癌検診をはじめとした社会的関心も日増しに高まっています。その結果、乳癌診療にあたっては個々の癌の特徴を踏まえた診断・治療法の選択が求められ、高度の専門的判断が要求されるようになってきました。

ここ数年、全国の癌センター、大学病院に乳癌、乳腺疾患を専門とする乳腺外科ないし乳腺内分泌外科が新設されてきたのは急増する乳癌に対応するとともにその治療にあたり専門性が要求される事が大きな理由です。全国的に有数の乳癌診療施設である当センターでは2003年6月1日より乳腺科が新設されてより、年間約200例の乳癌手術が施行されるようになりました。兵庫県癌拠点病院である当センターでは、最新の診断機器を取り揃え、乳癌手術には欠かせない病理診断部の充実がなされ、今後ますます増加する乳癌患者さんに対し精度の高い医療を提供できております。日本乳癌学会認定研修病院にも登録されており、全国レベルで評価の高い当センターの乳癌診断・治療を今後更に発展させ、今後も全国更に世界の乳癌治療の進歩に貢献したいと考えております。

当科を受診される方へ

当科は外来完全予約制を導入しており、乳腺悪性腫瘍に特化した診療を目指しています。
当科初診を希望される方は、近隣医療施設より当院地域連携室に診察予約をおとり下さい。
外来診療は月~金、毎日行っております。
当科は、発足以来12年が経過し、術前、術後、再発治療など、多くの新規,再診乳がん患者さんの診療を続けてまいりましたが、がんセンター乳腺外科と改名後は、一層乳癌患者さんの紹介が増え、新規乳癌患者さんだけでなく、再発で治療に難渋している患者さんの紹介も多くなってきました。再発、重症患者さんには十分な時間をかけての診療になるため、診療予約時間が守られず、また診療終了時間も大幅に遅れ、患者の皆様にいつもご迷惑をお掛けしておりますことをお詫び申し上げます。


いつも患者さんの心に寄り添った診療を心がけています。

当科を受診される方へ

疫学研究・臨床研究について

当院では、疫学研究・臨床研究にも積極的に取り組み、医療の進歩に役立てたいと考えています。
現在、神戸大学大学院理学研究科、神戸大学乳腺内分泌外科と共にマイクロ波マンモグラフィの有効性と安全性をに関する研究を行っています。

研究責任者:乳腺外科 高尾 信太郎

臨床試験・治験について

臨床試験というのは、新しい治療法を評価するために行う臨床研究のことです。臨床試験は、新しいがん治療薬、改良されたがん治療薬、新しい薬物投与法、手術や放射線治療への新しい取り組み、様々な治療法の組み合わせなどの安全性と有効性を評価します。日本では、がん治療にかかわるすべての新しい取り組みについて、許容できるレベルの安全性があることと、特定のがん患者さんに恩恵をもたらすことを証明するような臨床試験の評価プロセスをきちんと踏まなければ、一般の患者さんに使えるようにはなりません。標準治療として皆さんに提供している方法は、常に改良が加えられ、これまでの標準治療との比較試験によって確立されてきました。特に薬物療法では、この数年の間にも多くの新薬が承認され、これまで標準とされた薬剤の組み合わせ、投与順序も、新薬の登場で改良していく必要がでてきました。また、これまで国外の臨床試験に先導され、その結果に準じてきた日本の乳癌治療も転換期を迎え、日本国内での積極的な臨床試験、国際的な臨床試験への参加が求められることになってきました。当科では、以前より神戸乳癌研究グループ(NPO法人 KBCOG)が主催する、医師主導型臨床試験に積極的に参加し、その結果を国内、外の学会に発表してきました。この臨床試験はKBCOG-01~13試験へと続き、現在も10~13試験が進行中です。また、全国規模の臨床試験グループである、JBCRG, WJOG, CISPORが主催する医師主導型臨床試験にも積極的に参加しています。 また、これらの実績が評価され、新薬を用いた国際臨床治験参加施設に選定され、まだ国内では使用不可の新薬をいち早く皆さんに提供できる機会を得ています。下記に紹介する臨床試験、国際臨床治験参加にご興味をお持ちの先生方、患者さんは、ご連絡ください。

  臨床試験 内容 責任医師
術前
化学療法 KBCOG-10 FEC/P±Letrozole 高尾 信太郎
STIIA~IIIB, HR+HER2-  
PASSION試験 Anthra/H+Taxan→RT 高尾 信太郎
  HER2+/ER-, T1-3/N0-1  
進行・再発
化学療法 JBCRGM-06 H+Perj+Taxan vs H+Perj+Eibulin 高尾 信太郎
EMERALD試験 HER2陽性、1st line  
RESQ試験 Eribulin vs S-1 松本 光史
  HER2陰性、1st or 2nd line  
分子標的治療 KEYNOTE-355 Pembrolizumab+CT vs Placebo+CT 松本 光史
  TN, 1st line ,P-III  
PRECIOUS試験 Perjeta recharange 高尾 信太郎
  HER2(+), Perj.既治療  
PATHWAY試験 Palbociclib+TAM(+Goserelin) vs 松本 光史
  Placebo+TAM(+Goserelin)  
  HR+HER2-、1st line  
NEWBEAT試験 Nivolamb+BEV+PTX 松本 光史
  HER2- 1st line  
その他 VTE VTE観察試験 高尾 信太郎
  ST IIA〜IV  
NSABP-B51 PMRT 松本 光史
  NAC前n(+)、 NAC後non-pCR  
ロゼックスゲル使用成績調査 T4b進行乳癌 高尾 信太郎
マイクロ波MMG NAC(-), Bt, T>2cm 高尾 信太郎
手術検体誘電率測定 40−50歳代  

紹介元の先生方へ

当科は外来完全予約制を導入しており、週5日毎日、乳腺悪性腫瘍患者に特化した外来診療をおこなっています。当科受診を希望される患者さんがおられましたら、地域連携室を通じていつでも診察予約をお取り下さい。
今後も、病病連携、病診連携を通じて、地域の乳癌診療の拠点病院としての役割を果たして行く所存ですので、よろしくお願い致します。

事務局: 兵庫乳腺疾患研究会、兵庫乳癌画像研究会、神戸ボーンヘルスケア研究会、
兵庫乳腺オンコプラスティックサージェリー研究会
施設認定: 日本乳癌学会認定研修病院
担当病床: 8病床
機械設備: 外来超音波装置、4台、マンモグラフィ、専用撮影機、自動穿刺吸引針生検装置、MRI、CT、PET/CT、放射線照射装置(IMRT対応) 等

スタッフ

スタッフ 資格等 主な所属学会
高尾 信太郎
乳腺外科部長(診療科長)
1984年卒
日本乳癌学会評議員・専門医・指導医、検診マンモグラフィ読影認定医 日本乳癌学会
日本外科学会代議員、専門医・指導医 日本外科学会
日本臨床外科学会
日本がん治療認定医機構暫定教育医・認定医 日本癌治療学会
近畿外科学会評議員 近畿外科学会
日本乳癌画像研究会
日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会評議員、施設責任医師 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会
日本外科病理学会評議員 日本外科病理学会
神戸大学乳腺内分泌外科教授(兼任)
廣利 浩一
乳腺外科部長
1992年卒
日本外科学会専門医・指導医 日本外科学会
日本乳癌学会評議員・専門医・指導医、診療ガイドライン委員会 検診・診断小委員会委員 日本乳癌学会
日本臨床外科学会
日本乳癌検診学会評議員・総合判定委員会委員、精密検査実施機関基準検討委員会委員 日本乳癌検診学会
日本超音波医学会専門医・指導医(乳腺・甲状腺)、関西地方会運営委員会委員 日本超音波学会
日本乳腺甲状腺超音波会議幹事・乳腺用語診断基準委員会委員・国際委員会委員・インターベンション研究部会部員 日本乳腺甲状腺超音波会議
教育研修委員会読影委員 日本乳がん検診精度管理中央機構
日本がん治療認定医機構暫定教育医・認定医 日本癌治療学会
責任医師登録 日本乳房オンコプラステックサージャリー学会
日本HBOCコンソーシアム
日本乳癌画像研究会
評議員 近畿外科学会
田根 香織
乳腺外科医長
2005年卒
日本外科学会専門医 日本外科学会
日本乳癌学会専門医、検診マンモグラフィ読影認定医(AS) 日本乳癌学会
日本がん治療認定医 日本癌治療学会
緩和ケアの基本教育に関する指導者研修会修了 日本緩和医療学会
日本乳腺甲状腺超音波会議
近畿外科学会評議員 近畿外科学会
実施医師 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会
三木 万由子
乳腺外科医長
2008年卒
日本外科学会専門医 日本外科学会
日本乳癌学会専門医、検診マンモグラフィ読影認定医 日本乳癌学会
日本臨床外科学会
日本超音波医学会
日本乳腺甲状腺超音波会議
日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会
橋本 一樹
フェロー
2012年卒
検診マンモグラフィ読影認定医 日本乳癌学会
日本外科学会
日本臨床外科学会
曽山 みさを
専攻医
2013年卒
日本外科学会
検診マンモグラフィ読影認定医 日本乳癌学会
金子 友紀
専攻医
2016年卒
  日本外科学会
  日本乳癌学会

2018年4月