先輩からのメッセージ

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先輩からのメッセージ

奥田 祐亮 専攻医3年目(専門/呼吸器外科)

現在、私は卒後5年目の呼吸器外科専攻医として勤務しています。専攻医研修を通して感じた、兵庫がんセンターの魅力を述べたいと思います。
まず、当センター呼吸器外科は、全国トップクラスの手術症例数を有しており、肺癌だけではなく、希少な疾患の経験も積むことができます。外科医の役割は、今や手術のみならず、化学療法や緩和医療などの様々な知識が求められます。当院での研修では、がん医療の専門医による指導の下で、手術の研鑽を積むことができ、さらに、術後化学療法や外来フォローアップなどを通して、‘Surgical Oncologist’として患者さんを診ていく姿勢を学ぶことができます。また、治験などの臨床試験も多く、将来のevidenceを創る大規模試験に主治医として関わることができます。蓄積された膨大なデータに基いた学会や研究会での発表機会は多く、論文発表も積極的に奨励しています。
次に、当センターでは呼吸器グループとして組織横断的な診療が行われてきた歴史があり、呼吸器内科・呼吸器外科・放射線治療科・放射線診断科・病理診断科合同のカンファレンスが毎週行われます。カンファレンスでは、病歴や検査結果から治療方針が決定され、毎回行われる活発な議論は、個々の患者さんに対して、どういう検査が必要で、どのような治療が適切かを学ぶことができる貴重な機会です。勉強に仕事にと盛り沢山でタフな毎日ですが、同年代の医師も多く、医局は患者さんの相談などを気軽にできる風通しのよい雰囲気です。仕事が終わった後に若手医師で食事に行く機会も多く、若手同士仲が良いのも当センターの大きな魅力です。
体力・気力ともに充実している専攻医の時期だからこそ、多くのことを学べる当センターでがん診療にどっぷりと携わってみませんか? いつやるか?今でしょ!

高橋 祐一 医員(専門/病理診断科)

私は、平成25年度から当センター病理診断科専攻医として1年、26年度からは職員として、今年で医師5年目となります。現在、当センターで忙しい毎日をおくっています。
当センターの魅力としては、様々な症例を経験できることです。年間の症例数は1万件を超え、その多くの部分が悪性症例です。脳腫瘍の検体はほとんどありませんが、それ以外の症例に関しては、当センターでほとんどが経験できると思います。非常に稀な悪性腫瘍の症例も経験することができ、当センターで研修することはとても良い経験になると思います。また、当センターは解剖が少ないため、県立加古川医療センターにも研修に行かせていただいていますが、こちらについても解剖症例だけでなく、癌以外の症例を多く経験することができ、非常にためになっています。また、スタッフの先生方も充実しており、常勤の4人の先生方は非常に熱心に指導してくださいます。技師の方々も非常に親切で、大変仕事をするのに良い環境であると思います。
以上、病理診断科の立場から述べましたが、その他の臨床の先生方にとっても、当センターのような専門に特化した病院で研修することは貴重な経験になると思います。興味のある方は、是非見学に来てください。

富永 亮(血液内科)

私は兵庫県立尼崎病院で初期研修を学び、その後1年間、兵庫県立がんセンターに血液内科後期研修医として勤務しました。血液内科医として日々学ぶ中で同種移植を学びたいという気持ちが強くなり後期研修医2年目からがんセンターに赴任しました。
血液内科では分子標的療法を含む抗癌剤治療、放射免疫療法、移植治療といった様々な選択肢の中からエビデンスに基づいた最適な治療法を選択する必要があり、感染症や抗癌剤による臓器障害、腫瘍崩壊症候群等に対する様々な支持療法も求められます。特に感染症においては細菌感染だけでなく真菌感染やウイルス感染と多岐に渡ります。現在高齢化に伴い血液悪性腫瘍も増加しており、兵庫県北部から西部を含めかなり広範囲な場所から様々な血液悪性腫瘍症例が紹介されてきます。常勤医も血液内科としては多い方の(私も含めると)5名在籍し色々な角度から様々な指導が経験できます。またがん拠点病院として各科が臨床研究に力を入れており臨床試験も積極的に取り組んでいますので様々な臨床試験について学ぶことが出来ます。
専攻医は医局が同じ部屋であるため同世代で交流を図りやすく、400床程度の中規模病院であり他科の上級医とも交流を図りやすい環境です。またがんセンターの後期研修医は他科へのローテートが可能で、私は腫瘍内科と病理部をローテートし大変貴重な財産になったと考えています。
化学療法に興味がある方はぜひ当院での後期研修をお勧めします。