平成30年度 兵庫県立がんセンター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 14 87 307 647 1005 2101 2484 722 35
退院患者さんは60歳~79歳が中心で70%以上を占め、50歳以上となると85%を超えている状況です。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120010xx99x70x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等27あり 副傷病なし 29 8.00 4.52 0.00 69.59
070041xx99x3xx 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 手術なし 手術・処置等23あり 21 8.00 10.53 0.00 67.52
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 21 7.05 4.28 0.00 63.67
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 19 2.68 6.52 0.00 54.84
03001xxx99x4xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 13 11.46 12.9 0.00 61.08
卵巣・子宮の悪性腫瘍、乳房の悪性腫瘍、軟部の悪性腫瘍などに入院による化学療法を実施しています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 54 20.50 18.17 1.85 69.52
130030xx99x30x 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 22 30.14 17.1 9.09 69.00
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 12 78.67 40.13 8.33 61.50
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 手術なし 手術・処置等25あり 11 26.73 23.43 0.00 75.18
130030xx97x40x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等24あり 副傷病なし 10 73.00 32.36 10.00 66.00
血液内科では造血器悪性腫瘍の化学療法と造血幹細胞移植を行っています。その中でも非ホジキンリンパ腫の患者数が半数以上を占め、その初回治療のための入院(2~3週間)が多くを占めています。全体では100例以上の非ホジキンリンパ腫の患者さんが治療を受けられています。それに次ぐのは急性白血病と多発性骨髄腫の化学療法入院です。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 87 21.76 19.34 0.00 69.45
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病あり 75 18.16 17.28 0.00 69.13
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 65 13.98 10 0.00 66.82
040040xx99070x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等27あり 副傷病なし 47 12.15 10.92 4.26 69.13
040040xx9906xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 38 14.92 16.32 0.00 66.97
がんセンターという特質上、肺がんの抗がん剤治療での入院が大多数を占めています。また抗がん剤の種類により入院、外来での対応も異なり入院期間もお薬の種類や体調等で変わります。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060010xx99x40x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 160 7.38 9.58 0.00 69.06
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 副傷病なし 127 2.31 2.67 0.79 67.49
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 手術・処置等2なし 86 7.08 8.52 0.00 72.08
060010xx02x00x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 内視鏡的食道粘膜切除術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 76 7.80 9.03 0.00 73.54
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 56 8.38 10.42 0.00 74.30
進行食道がんに対する化学療法が最も多く、かつ増加傾向にあります。早期胃がんに対しては内視鏡ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)が数多く行われています。膵臓がんの増加に伴い精密検査のため入院してEUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引生検)やERCP(内視鏡による胆管、膵管造影)の診断件数も増加傾向にあります。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060050xx97x00x 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) 肝切除術 部分切除等 手術・処置等21あり 副傷病なし 64 8.34 10.42 0.00 73.98
060035xx01000x 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 副傷病なし 47 14.11 15.3 0.00 68.47
060050xx02x10x 膵臓、脾臓の腫瘍 膵頭部腫瘍切除術 血行再建を伴う腫瘍切除術の場合等 手術・処置等1なし 副傷病なし 44 14.77 16.92 2.27 69.84
060020xx02x00x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 肛門悪性腫瘍手術 切除等 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 42 16.52 16.49 0.00 67.00
06007xxx010x0x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。) 食道悪性腫瘍手術(消化管再建手術を併施するもの) 頸部、胸部、腹部の操作によるもの等 手術・処置等21あり 30 23.23 26.14 13.33 73.60
肝細胞がん・肝内胆管がん・転移性肝がん(主に大腸がん由来)は中心静脈栄養や化学療法の有無にかかわらず患者数が増加傾向です。
上行~横行~下行~S状結腸がんも消化器外科の主な疾患で腹腔鏡下手術で対応しています。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等2なし 196 12.44 10.59 0.51 61.97
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 手術・処置等2なし 39 6.31 6.23 0.00 61.49
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 20 2.05 6.52 0.00 58.85
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - - - -
040050xx99x3xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり - - - - -
乳房悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術にはセンチネルリンパ節生検(手術の前に乳がんの近くにラジオアイソトープ或いは色素を局所注射し、これを目印にして手術中にセンチネルリンパ節を探し出して摘出し、このリンパ節にがんが転移していないかどうかを調べる(術中迅速診断)ことを言います。)と腋窩部郭清(乳房周囲のリンパ節、主として腋窩リンパ節、これをきれいに取り除くこと)された乳房切除症例が含まれます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010x0x 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 副傷病なし 62 7.92 5.59 0.00 49.60
070041xx01x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし 副傷病なし 29 24.97 17.5 13.79 70.34
070020xxxx0xxx 神経の良性腫瘍 手術・処置等1なし 17 6.24 7.43 0.00 53.53
070010xx99xxxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) 手術なし - - - - -
070040xx03x2xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。) 骨悪性腫瘍手術等 手術・処置等22あり - - - - -
整形外科では悪性腫瘍から良性腫瘍まで幅広く骨軟部腫瘍の治療を行っています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 228 12.89 11.87 0.00 70.95
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 25 9.04 10 0.00 64.32
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病あり 14 12.79 17.28 7.14 66.36
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 13 4.38 3.43 15.38 73.54
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 11 11.08 9.29 0.00 43.71
肺の悪性腫瘍は原発性肺がん(発症部位が肺と特定している)と転移性(他の部位からの転移による)に大別でき、呼吸器外科においては原発性肺がんに対する手術が平成18年以降、年間200症例以上で推移しています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 72 13.14 8.16 1.39 74.00
080005xx01x0xx 黒色腫 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 22 16.68 13.72 0.00 67.45
080005xx99x2xx 黒色腫 手術なし 手術・処置等22あり - - - - -
070041xx97x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし - - - - -
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし - - - - -
受診患者数として、皮膚がんの中では基底細胞がんが最も多く、ボーエン病その他の皮膚がんも合わせると最多となっている。悪性黒色腫もそれに次いで多く、がんセンターの専門性、特性が反映されています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 副傷病なし 146 2.08 2.53 0.00 71.37
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 138 6.62 7.2 1.45 74.83
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 85 14.15 12.63 0.00 68.34
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 副傷病なし 75 9.91 10.97 0.00 68.85
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 53 12.60 11.5 3.77 68.75
前立腺がんは増加率の最も高いがんで検査数、手術数ともに増加しています。膀胱がんは初発に加えて膀胱内で再発する頻度も高く手術数が多くなります。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 216 11.93 12.58 0.46 56.58
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 182 3.03 3.2 0.00 38.39
12002xxx99x41x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病あり 92 6.21 9.5 0.00 57.18
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし 87 12.95 13.22 1.15 61.38
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 80 5.25 4.85 0.00 51.55
子宮頸がんでは広汎子宮全摘術や準広汎子宮全摘術を行っています。また術前化学療法や再発・進行症例に対して化学療法を行っています。
子宮体がんでは術後再発高リスクの症例や、再発・進行症例に対して化学療法を行っています。
頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx97x00x 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 58 7.78 10.07 0.00 68.95
03001xxx99x3xx 頭頸部悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 32 59.31 36.03 9.38 64.03
03001xxx01000x 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 28 20.79 13.57 3.57 67.57
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 28 8.46 7.37 0.00 58.14
03001xxx0111xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1あり 手術・処置等21あり 22 45.77 42.23 0.00 60.95
頭頸部外科では、口腔がん、咽頭がん、喉頭がんをはじめとするすべての頭頸部がんに対して手術、放射線治療、抗がん治療のいずれも適応に合わせてバランスよく対応しています。機能温存療法にも力を入れています。
放射線診断科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 26 2.15 3.43 0.00 73.88
040020xx99xxxx 縦隔の良性腫瘍 手術なし - - - - -
040050xx99x0xx 胸壁腫瘍、胸膜腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - - - -
放射線診断科ではCT下針生検などの画像診断を応用した検査治療を担当しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 116 20 35 144 16 43 1 6,7,8
大腸癌 25 34 62 92 34 53 1 7
乳癌 67 89 18 4 84 25 1 7,8
肺癌 124 45 138 138 58 289 1 7,8
肝癌 15 31 21 21 - 128 1 6,7
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃がん、大腸がんは初発でステージⅣの患者さんが多く、乳がんではステージⅡの患者さんが多く、肺がん、肝がんで再発の患者さんが多い状況となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 17 16.06 69.24
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
化学療法中に発症した患者さんで、一般的な患者さんはほとんどいらっしゃいません。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 - - - -
その他 - - - -
がん治療中に発症した患者さんです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 40 4.91 6.86 0.00 61.65
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
K6112 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(四肢に設置した場合) - - - - -
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
化学療法に用いる中心静脈ポートの増設および腹水濾過濃縮再静注を主に行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 123 0.04 1.07 0.81 67.93
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 88 0.68 5.80 0.00 72.15
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈,静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他に設置した場合) 76 1.70 8.25 0.00 65.26
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 61 1.56 9.69 1.64 66.56
K526-22 内視鏡的食道粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術) 55 0.78 4.98 0.00 72.09
大腸腫瘍(腺腫、がん)に対する内視鏡治療が最多ですが早期胃がんに対するESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)や化学療法の増加に伴い中心静脈カテーテル設置術の件数が増加しています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 63 1.37 8.06 0.00 74.08
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 59 4.22 10.19 0.00 70.36
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 30 3.83 16.40 0.00 64.73
K740-21 腹腔鏡下直腸切除・切断術(切除術) 29 3.52 13.24 0.00 67.59
K7032 膵頭部腫瘍切除術(リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術の場合又は十二指腸温存膵頭切除術の場合) 28 2.75 21.68 14.29 72.18
血管塞栓術は肝細胞がんや肝内胆管がん等の肝悪性腫瘍に対して肝切除やラジオ波焼灼療法が適応とならない患者さんに対して一般的に行う侵襲の比較的少ない治療法です。大腸がん(結腸がん・直腸がん)は消化器外科の中でも1番患者数が多く、基本は腹腔鏡下の手術を施行しています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 126 1.00 9.47 0.00 62.55
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術・胸筋切除を併施しない) 60 1.08 13.20 1.67 62.02
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う)) - - - - -
K4761 乳腺悪性腫瘍手術(単純乳房切除術(乳腺全摘術)) - - - - -
K4741 乳腺腫瘍摘出術(長径5cm未満) - - - - -
乳腺悪性腫瘍手術 腋窩部郭清を伴わない(リンパ節切除)乳房切除術、乳房部分切除術では大部分がセンチネルリンパ節生検施行症例です。
乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(胸筋切除を併施しない)の大部分が術前化学療法後で腋窩部郭清施行症例です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 37 0.37 6.30 0.00 59.86
K0311 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) 27 1.33 22.48 7.41 68.58
K1932 神経腫切除術(その他) 16 1.00 4.31 0.00 54.44
K0302 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術(手,足) 15 1.00 3.47 0.00 46.67
K0523 骨腫瘍切除術(鎖骨,膝蓋骨,手,足,指(手,足)その他) - - - - -
軟部腫瘍の手術で頻度の高い組織型は良性では脂肪腫、神経鞘腫、腱鞘巨細胞腫、悪性では脂肪肉腫、未分化多型肉腫、粘膜線維肉腫でした。骨腫瘍の手術も良性から悪性、転移性まで幅広く行っています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超える) 124 2.25 10.08 0.00 71.97
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) 38 2.11 7.21 0.00 68.58
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) 36 2.08 9.19 0.00 73.17
K5132 胸腔鏡下肺切除術(その他) 18 2.06 7.56 0.00 67.89
K5141 肺悪性腫瘍手術(部分切除) 13 2.00 9.77 0.00 67.23
胸腔鏡下手術は術後の創部痛や肋間神経痛の軽減に有効であり、術後在院日数の短縮に寄与しています。当科では肺悪性腫瘍に対する手術の8割以上を胸腔鏡下手術で施行しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 91 1.93 11.09 1.10 74.27
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6cm以上12cm未満) - - - - -
K0071 皮膚悪性腫瘍切除術(広汎切除) - - - - -
K0311 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術(肩,上腕,前腕,大腿,下腿,躯幹) - - - - -
K6276 リンパ節群郭清術(鼠径部及び股部) - - - - -
悪性黒色腫をはじめとする皮膚悪性腫瘍に対して専門的に手術を行っています。また皮膚、皮下の良性腫瘍の手術治療も積極的に行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 140 1.35 4.81 2.14 74.79
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 86 2.19 11.17 0.00 68.33
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 55 2.36 10.82 1.82 71.18
K800-2 経尿道的電気凝固術 44 1.82 4.02 0.00 70.34
K773-5 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる) 19 2.16 8.16 0.00 64.32
早期の膀胱がんでは経尿道的手術が行われますが、初発に加えて膀胱内再発が多く見られます。
前立腺がんは早期がんの比率が高くなり、手術件数の増加が見られています。ロボット支援下に腹腔鏡手術を行っています。
腎がん、腎盂・尿管がんの手術のほとんどが腹腔鏡手術で行われます。小さな腎がんに対し、ロボット支援腎部分切除も積極的に行っています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(腟部)切除術 182 1.02 1.00 0.00 38.42
K879 子宮悪性腫瘍手術 143 2.56 10.46 0.00 55.66
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 93 2.56 9.43 1.08 61.88
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 76 1.47 5.39 0.00 51.37
K879-2 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術 73 1.74 5.37 1.37 57.44
高度異形成や上皮内がんに対して子宮膣部円錐切除術を行っています。
子宮頸がんⅠ~Ⅱ期、子宮体がんⅠ~Ⅲ期に対しては積極的に手術療法を行っています。
初期子宮体がんでは、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術も取り入れています。
頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3932 喉頭腫瘍摘出術(直達鏡) 41 1.49 3.83 0.00 66.85
K395 喉頭・下咽悪性腫瘍手術(頸部、胸部、腹部等の操作による再建を含む) 14 7.86 37.00 0.00 69.07
K386 気管切開術 13 6.38 30.46 30.77 67.38
K4571 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) 13 1.08 6.46 0.00 52.31
K4691 頸部郭清術(片) 10 3.00 15.40 0.00 66.60
頭頸部外科では頸部皮膚に切開を加えない経口的切除手術にも積極的に取り組んでいます。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 12 0.16
180010 敗血症 同一 - -
異なる 12 0.16
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 51 0.69
異なる - -
手術・処置等の合併症以外は、主にがん末期の化学療法中に発症した患者さんです。
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