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募集項目

院長からのメッセージ

がん専門医を目指す若き医師達へ

 兵庫県立がんセンターは、がん対策基本法が施行された平成19年4月に、都道府県がん診療連携拠点病院の指定を受け、以来、兵庫県におけるがん診療の中枢病院として、圧倒的に質の高いがん医療を提供し続けると共に、医療従事者の育成、新規治療法開発等の臨床研究、情報発信等を行っています。

 がん医療は、ここ10数年の間に、大きな変貌を遂げ、治療成績の向上には目覚ましいものがあります。これは、早期発見技術の向上と低侵襲外科治療や放射線治療の普及、そして進行がんに対しては遺伝子診断に基づく薬物療法/個別化医療の進歩が大いに貢献していると考えられます。昨年末にがん対策基本法が改正され、まもなく第3期がん対策推進基本計画が示されますが、その分野別施策の一つにゲノム医療の推進が挙げられています。兵庫県立がんセンターでは、昨年6月、研究部内にバイオバンクを開設するとともに、実臨床のみならず、臨床試験にも対応すべく、院内での遺伝子診断を開始しました。また、臨床試験管理室の業務は年々増加し、平成28年度にはグローバル試験71件を含む94件の治験(うち第Ⅰ/Ⅱ相試験;37件)が行われました。今年度は、研究部・臨床試験管理室等を臨床支援センターと位置付け、治験等の臨床試験および新たな薬物療法等の最先端医療に取り組んでいきます。また、患者さんの治療方針などを決める臓器別・疾患別のCancer Boardは毎週開催されていますが、関連診療科の専門医達によるホットな議論は専門医を目指す皆さんには大いに役立つ場となります。

 当センターのがん登録数は年間約4,000例で、全国では10位前後、関西では1位となっていますが、疾患別の詳細は「各診療科の紹介」をご覧ください。私どもは、専攻医の皆さんが、最新の診断技術や治療法を習得するだけでなく、患者さんの体と心の痛みを理解して全人的ながん診療を行える医師となることが重要と考えています。

平成29年6月 兵庫県立がんセンター 院長 吉村雅裕

平成29年度専攻医(後期研修医)の募集について

専門医取得等の詳細については各科の診療科長までお問い合わせ下さい。

先輩からのメッセージ

徳山長裕 医長(専門/消化器内科)

私は愛仁会高槻病院で初期研修を行い、その後消化器内科で後期研修医として勤務しました。消化器内科で幅広く学んでいる中で近年目覚ましい発展を遂げている消化器がんに対する化学療法に興味を持ち、症例数の多い兵庫県立がんセンターで専攻医として勤務させていただくこととなりました。消化器がんは食道がん、胃がん、大腸がん、膵がん、胆管がん、肝細胞がんと多岐にわたりますが、豊富な症例と熱心な指導医のもとで充実した研修を送ることができました。 当センターではガイドラインに準じた標準治療を行うことを基本としていますが、治験・臨床試験にも積極的に参加しておりますので、新しい標準治療となりうる治験・臨床試験に主治医として携わることも可能です。また化学療法だけでなく内視鏡手技も非常に充実しており、親身になって指導していただけます。なんといっても当科の一番の特徴は非常に雰囲気がよく、分からないことがあれば指導医に気軽に相談することができることです。指導医もとことん付き合ってくれます。 消化器がん治療に少しでも興味のお持ちの方は是非見学に来てください。心よりお待ちしております。

小林杏奈 医員(専門/病理診断科)

私は、卒後3年目の平成27年度から病理診断科専攻医として、平成29年度からは正職員として、兵庫県立がんセンターに勤務しています。 当センターは、診断の基礎を学ぶ場として、また貴重な経験を積む場として、とても恵まれた環境にあると言えます。年間の組織診検体数、細胞診検体数はともに1万件を超え、常勤医やスタッフも充実しています。他院からのコンサルト症例を含め、非常に稀な症例や解釈の難しい症例を見せて頂くことも多く、難解症例を理論的に紐解く過程を熱心に指導してくださいます。また、各臨床科との合同カンファレンスが多く行われており、病理組織像と画像検査との比較、病理診断結果の治療方針への影響など、症例を多視点的にとらえる機会が与えられます。 がんセンターという特性から、当センターにおける非腫瘍性病変や解剖例は少ない傾向にありますが、県立加古川医療センターや明石医療センターなど他施設でも研修をさせていただくことで、炎症疾患や感染症、DICなどの全身疾患など、幅広い経験を積むことが出来ます。 検査部の雰囲気はとても明るく、細やかなコミュニケーションを取りつつ業務にあたっているため、意見を交わしやすく相談しやすい環境です。医師と技師そろって食事に出かけることもしばしばで、笑い声の絶えない、アットホームな職場です。 病理診断に興味のある方、がん診療に興味のある方は、ぜひ当センターでの研修をお勧めいたします。

松居敏秀 医長(専門/頭頸部外科)

私は、平成23年から当センター頭頸部外科専攻医として1年勤務し、他病院をへて平成26年10月に復帰、再度専攻医として2年6ヶ月勤務しました。平成29年4月からは正規職員として勤務しております。 頭頸部がんは根治性と機能性の両立が重要であり、そのために手術、放射線治療、抗がん剤、分子標的薬を組み合わせた治療が必要になります。当科は手術療法を中心に、その他の治療を組み合わせた治療も担当しておりますが、これらの治療を当科のみで決定するのではなく、放射線治療科や腫瘍内科と合同カンファレンスを行い、また患者さん自身の考えも考慮して決定しております。 質の高い合同カンファレンスや治療方針決定を行うためには、当センターのような治療経験が豊富な施設であることや患者数が多いことが必須であるといえると思われます。このような頭頸部がんの特長から我々頭頸部外科医の基盤となる学会である日本頭頸部外科学会では頭頸部がんの集学的治療を実践する能力を要請することを目的として頭頸部がん専門医制度とその専門医を取得するための指定研修施設を定めております。当センターはその数少ない指定研修施設であり、私自身も当センターでの研修を経て平成29年度から頭頸部がん専門医を取得しております。 他科に関しても同様で、症例数が多く質の高い医療実践と研修ができる病院だと考えております。 質の高いがん治療医が求められている今こそ、当センターでの研修をおすすめします。当センターで一緒に働きましょう!

寺薗貴浩 医長 (専門/頭頸部外科)

私は卒後7年目で頭頸部外科医長として当センターで勤務しています。以前は大学病院や地方の基幹病院で一般耳鼻科医として勤務しており、腫瘍を専門とした治療環境は当センターが初めてです。 頭頸部がんは全悪性腫瘍中で5%程度と比較的まれな疾患であり日常診療で多く経験する疾患ではありません。しかし会話や嚥下などに直接関与する部位であり、また顔面部の腫瘍では整容面にも関わるため、治療に際しては根治性だけではなく機能性を両立させることが重要です。当センターは症例が豊富であり、手術だけではなく化学療法、放射線治療を施行する際にも他科との活発なカンファレンスを施行することで質の高い医療が提供できると考えます。また、頭頸部がんの中でも特殊な疾患が集約されることや治験症例が豊富であることもあり多彩かつ先進の医療を経験することができます。 職務環境に関しても総合医局で他科の先生方との交流もあり、同年代の医師も多く日々充実した生活を送ることができます。 専攻医としての時期を当センターで過ごすことは非常に良い経験になると思います。ぜひ一緒に働きましょう。

医師公舎

遠隔地にお住まいの場合などは、病院前の医師公舎が利用できます。