がん診療のトピックス

がん診療のトピックス

兵庫県立がんセンタートップページ > がん診療のトピックス

がん診療のトピックス

診療のトピックス

■兵庫県立がんセンターは、がん診療連携拠点病院として血液のがん〜固形のがん・肉腫まで様々ながん腫を取り扱っています。全国のがんセンターや大学病院を含めて報告される院内がん登録の全国集計を比較しても2013年度のがん登録数は全国第9位、西日本では第1位となっており、その症例数からみても全国有数のがん専門病院です。

■外科系のトピックスというとやはり手術に関することでしょう。最近の手術においては鏡視下手術の進歩があげられます。消化器外科でも特に食道胃腸の領域は腹腔鏡や胸腔鏡の手術が年々増加しており、当院では現在、食道95%、大腸80%前後、胃50%弱が鏡視下手術です。肝胆膵領域ではまだ鏡視下手術の適応は限られていますが、肝表面の部分切除や外側区域切除、リンパ節廓清のない膵体尾部切除等は腹腔鏡が導入されています。婦人科、呼吸器外科も絶えず全国トップレベルの手術数を誇っていますが、原発性肺がんでも50%以上を完全胸腔鏡手術で行っています。但し、何でもかんでも鏡視下がよいというわけではなく、従来通りの開腹や開胸の方が、視野が広く確保でき、安全で確実な手術ができる場合もあります。さらにロボット支援手術として注目されているダヴィンチもすでに購入済みで、現在泌尿器科の前立腺がん手術に導入し、2015年2月時点ではすでに80例を越えて施行され、希望する患者さんも増えています。

■内科系では、抗癌剤を中心とした化学療法と消化器内科を中心とした早期消化器がんの内視鏡的切除の話題になるかと思います。各疾患に対する抗癌剤の進歩には目を見張るものがあります。最近は抗癌剤に分子標的薬という腫瘍の血管新生を阻害したりターゲットとなる物質にのみ作用してがん細胞の増殖を抑制する薬を組み合わせることで、さらに上乗せ効果が期待できるようになりました。こうした化学療法の進歩により、従来であれば切除不能で予後も期待できなかった患者さんでも、化学療法が著効して手術にまわることも多くなり、特に大腸がんの肝転移に関しては内科・外科の協力の下、格段に治療成績がよくなりました。一方、非常に早期で発見された食道、胃や大腸のがん患者さんにおいては、内視鏡的切除で根治が狙える場合も多く、患者さんにとっては最も喜ばれる侵襲の少ない治療となります。

■がん患者さんにとっては外科系、内科系どちらが欠けても適切かつ十分ながんの治療はできません。さらに放射線診断・治療や病理診断も、その診断や治療方針・選択肢になくてはならない領域です。このようにがんセンターでは、外科系と内科系を含む多くの領域のスペシャリスト達がチームになって個々の患者さんの病態に応じた治療に取り組む、即ちチーム医療→集学的治療を随時行うことができるのが強みです。

放射線治療の最前線

放射線治療の効果と実績

鏡視下(腹腔鏡・胸腔鏡)手術/ Da Vinti 手術(ロボット手術)について

当院で行われている鏡視下(腹腔鏡・胸腔鏡)手術やDa Vinti 手術(ロボット手術)の対象となるのは主に下記の疾患です。
患者さんの病状や病気の進行度・部位などによって、適応は個々に判断します。