令和4年度 兵庫県立がんセンター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 11 77 247 657 1071 1564 2474 782 45
患者さんは60~70歳台が中心で全体の約60%を占めます。50歳以上が全体の約85%となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 65 8.82 3.66 0.00 61.00
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 36 2.25 6.45 0.00 56.94
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 17 6.35 4.19 0.00 60.59
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし 13 10.31 3.85 0.00 62.08
070040xx99x3xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。)手術なし 手術・処置等23あり 11 8.91 15.19 0.00 42.27
乳がん、卵巣・子宮がん、希少がん(肉腫、原発不明がんなど)への薬物療法を多く行っています。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 37 46.92 19.67 0.00 73.22
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等29あり 18 28.28 13.53 11.11 73.44
130030xx99x0xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等2なし 17 5.76 9.22 5.88 72.76
130070xx99x0xx 白血球疾患(その他)手術なし手術・処置等2なし 15 7.60 9.21 0.00 58.20
130030xx97x00x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 7.77 8.09 7.69 69.77
造血器悪性腫瘍の化学療法と造血幹細胞移植を行なっています。その中でも非ホジキンリンパ腫の患者数が過半数を占め、その初回治療のための入院(3週間程度)が多くを占めています。再発時の治療など副作用の強い治療を行った症例を含め、全体で100例以上の非ホジキンリンパ腫の患者が治療を受けられています。それに次ぐのは急性白血病の化学療法入院です。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病あり 72 17.78 14.42 4.17 71.22
040040xx9905xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等25あり 54 23.85 18.98 1.85 70.19
040040xx99060x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等26あり 定義副傷病なし 46 16.30 14.58 0.00 69.5
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 25 17.00 8.60 0.00 66.96
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 20 2.15 3.05 5.00 73.20
肺の悪性腫瘍では非小細胞癌が主体であり、その抗がん剤治療での入院が多く、内訳として年々複合免疫療法を含めた免疫療法、分子標的治療薬など治療のバリエーションが多くなってきています。DPC上位の内訳はその細かい治療薬などで分かれており、その治療の特性で入院期間の長短があります。白血球減少などの副病名があると入院期間がやや延びています。気管支鏡などの検査入院は短期間の入院になっています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 99 2.36 2.64 0.00 70.17
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 95 6.87 7.76 0.00 76.01
060010xx04xx0x 食道の悪性腫瘍(頸部を含む。)内視鏡的食道粘膜切除術等 定義副傷病なし 73 6.79 8.87 1.37 73.12
06007xxx97x0xx 膵臓・脾臓の腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 58 7.02 11.74 3.45 68.95
06007xxx9910xx 膵臓・脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 50 2.96 4.25 0.00 73.10
進行食道がんに対する化学(放射線)療法が最も多く、増加傾向です。内視鏡治療(ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術))については早期胃がん減少に伴い、相対的に食道がんに対する件数が増加しています。また、膵臓がんについては引き続き増加傾向にあり、入院による精密検査(EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引生検)やERCP(内視鏡による胆管、膵管造影))、そして全身化学療法も増加しています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし、定義副傷病なし 61 16.16 15.40 0.00 61.90
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 53 18.34 18.05 0.00 58.71
060050xx02xxxx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)肝切除術 部分切除等 43 12.58 14.50 0.00 72.77
060050xx97x0xx 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。)その他の手術あり 手術・処置等2なし 36 8.47 10.34 1.89 73.43
060040xx04xx0x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 直腸腫瘍摘出術(ポリープ摘出を含む。)等 定義副傷病なし 27 13.04 12.29 0.00 69.81
新型コロナ下で、依然として進行癌症例が多く、特に消化管疾患で術前より狭窄等により、入院期間が長い傾向にあります。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 173 10.63 9.99 0.00 61.90
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 79 5.08 5.67 0.00 58.71
090010xx97x0xx 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 18 2.17 6.45 0.00 58.22
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり 4.04
090010xx011xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1あり 15.14
乳房の悪性腫瘍に対する手術目的の入院がほとんどです。乳腺の悪性腫瘍には、センチネルリンパ節生検と腋窩郭清された乳房切除症例が含まれます。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070010xx010xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1なし 58 5.59 5.29 0.00 51.03
070041xx01x00x 軟部の悪性腫瘍(脊髄を除く。)四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 32 22.75 16.58 3.13 68.56
070020xxxx0xxx 神経の良性腫瘍 手術・処置等1なし 14 6.43 6.40 0.00 54.07
070040xx99x0xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。)手術なし 手術・処置等2なし 9.09
070040xx03x0xx 骨の悪性腫瘍(脊椎を除く。)骨悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 23.14
良性および悪性の骨・軟部腫瘍の診療を行っています。骨腫瘍には骨から発生する原発性骨腫瘍と内臓などに発生した癌が骨に転移する転移性骨腫瘍が含まれます。軟部腫瘍は筋肉、皮下組織、神経などに発生する腫瘍です。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 192 10.89 10.06 0.00 71.31
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 32 9.91 8.60 0.00 66.31
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 2.18 3.05 0.00 76.18
040010xx01x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 縦隔悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 8.84
040030xx01xxxx 呼吸器系の良性腫瘍 肺切除術 気管支形成を伴う肺切除等 8.47
肺の悪性腫瘍に対する手術目的の入院がほとんどです。肺の悪性腫瘍は原発性肺がん(発症部位が肺と特定している)と転移性(他の部位からの転移による)に大別されます。手術の結果、進行度が2期以上と診断された原発性肺がんについては、後日再度入院のうえ化学療法を施行します。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 45 10.36 7.29 2.22 73.80
080005xx01x0xx 黒色腫 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 26 14.46 12.09 0.00 72.31
120030xx9700xx 外陰の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 10 14.10 11.19 0.00 73.20
080005xx99x2xx 黒色腫 手術なし 手術・処置等22あり 14.80
110100xx97x0xx 精巣腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 7.43
受診患者数として、皮膚がんの中では基底細胞がんが最も多く、ボーエン病その他の皮膚がんを合わせると最多となっています。悪性黒色腫もそれに次いで多く、がんセンターの専門性、特性が反映されています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 184 2.03 2.45 0.00 71.57
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 146 7.37 6.85 0.68 75.15
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 75 11.37 11.30 0.00 69.16
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし 61 11.82 9.51 1.64 69.93
11001xxx01x0xx 腎腫瘍 腎(尿管)悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 41 10.05 10.27 0.00 64.27
前立腺がんの増加率は高く、検査数や治療数が年々増えています。早期がんの比率が高くなり根治的切除が多く行なわれています。膀胱がんは術後の膀胱内再発も多く、初発腫瘍に加えて手術数も多くなります。腎腫瘍は腎全摘より腎部分切除が多くなっています。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 221 10.04 10.48 0.00 57.89
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(膣部)切除術等 手術・処置等2なし 141 3.05 3.02 0.00 38.56
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 107 4.73 4.27 0.00 60.77
120010xx01x0xx 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)等 手術・処置等2なし 82 11.94 11.90 0.00 59.56
12002xxx99x50x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 43 3.49 4.18 0.00 54.67
子宮の悪性腫瘍に対する手術目的の入院がほとんどです。子宮頸がんでは、広汎子宮全摘術や準広汎子宮全摘術を行っています。子宮体がんでは、単純子宮全摘術や準広汎子宮全摘術を行っています。初期子宮頸がんには、腹腔鏡下手術を、初期の子宮体がんには、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術を導入しています。子宮頸部異形成の上皮内がんや微小浸潤がんには子宮膣部円錐切除術を行っています。子宮頸がんに対し術前化学療法や進行・再発例に化学療法を行っています。子宮体がんの術後再発高リスク症例や進行・再発例に化学療法を行っています。卵巣がんには完全切除を目指した可及的腫瘍減量術を行っています。
頭頸部外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
03001xxx01x0xx 頭頸部悪性腫瘍 鏡視下咽頭悪性腫瘍手術(軟口蓋悪性腫瘍手術を含む。)等 手術・処置等2なし 39 9.08 11.38 0.00 71.79
030150xx97xxxx 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり 39 7.95 6.81 0.00 59.26
03001xxx0200xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 33 18.30 12.88 0.00 69.36
03001xxx97x0xx 頭頸部悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 30 5.57 10.70 0.00 65.70
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 19 10.74 8.06 0.00 63.63
口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、甲状腺がん、唾液腺がんをはじめとするすべての頭頸部がんに対する治療を行なっています。機能温存手術にも力をいれておりますが、放射線治療や抗がん剤治療にもしっかりした取り組みをしています。また、進行がんや再発がんも受入れています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 119 17 36 91 18 28 1 7,8
大腸癌 18 49 93 129 56 74 1 7,8
乳癌 104 156 66 17 24 37 1 7,8
肺癌 123 49 52 159 36 196 1 8
肝癌 11 21 38 8 10 55 1 7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
胃がんではステージⅠ、大腸がんではステージⅣ、乳がんではステージⅡの患者さんが多く、肺がん、肝がんでは再発の患者さんが多い状況となっています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症
重症
超重症
不明
化学療法中に発症した患者さんで、一般的な患者さんはほとんどいません。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
-
がん治療中に発症した患者さんです。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 60 3.10 3.90 0.00 61.85
K6112 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 四肢に設置した場合 11 3.82 10.18 0.00 63.55
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術
K636-4 腹腔鏡下試験切除術
K386 気管切開術
乳腺、卵巣・子宮、希少がん(肉腫、原発不明がんなど)への薬物療法を行っています。その目的でのCVポート増設術が多いです。
血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9212ロ 造血幹細胞採取(一連につき) 末梢血幹細胞採取 自家移植の場合 13 18.00 20.23 0.00 54.15
K6261 リンパ節摘出術 長径3㎝未満
K9211イ 造血幹細胞採取(一連につき) 骨髄採取 同種移植の場合
K9212イ 造血幹細胞採取(一連につき) 末梢血幹細胞採取 同種移植の場合
造血幹細胞移植を施行しているため、それに使用する幹細胞採取が主なものとなっています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 97 0.86 5.33 0.00 67.43
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチ未満 95 0.07 1.07 0.00 70.32
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 93 0.51 7.18 0.00 76.33
K526-22 内視鏡的食道粘膜切除術 早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術 69 0.57 5.10 0.00 73.10
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 69 1.16 7.28 0.00 66.90
化学療法患者の増加、治療期間の長期化により、中心静脈カテーテル設置術の件数が最多です。また、大腸腺腫の小型のものに対して外来内視鏡治療導入により、件数が増加しています。膵臓がんの増加により、胆汁流出障害も多く、胆道ステント留置術が増加傾向です。早期消化管がん(胃、食道、大腸)に対する内視鏡治療も多いです。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 72 4.28 10.82 0.00 71.28
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)選択的動脈化学塞栓術 35 1.09 6.29 5.71 72.29
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 30 2.67 11.07 0.00 74.20
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術 低位前方切除術 28 4.82 14.46 0.00 69.61
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 23 2.61 6.87 0.00 64.26
大腸がん症例は狭窄を伴うものが多く、術前日数が長くなっています。胃がんについては、狭窄などで術前日数が長くなっており、術後もその影響で栄養状態に改善に日数を要しています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 110 1.04 7.81 0.00 62.33
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 79 1.04 3.04 0.00 58.71
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 46 1.07 10.83 0.00 59.26
K4761 乳腺悪性腫瘍手術 単純乳房切除術(乳腺全摘術)
K4742 乳腺腫瘍摘出術 長径5センチ以上
乳房切除術(胸筋切除を併施しない)の大部分が術前化学療法後で腋窩部郭清施行例です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0311 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 40 1.70 21.30 5.00 69.50
K0301 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 肩、上腕、前腕、大腿、下腿、躯幹 35 1.09 3.57 0.00 56.91
K0302 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 手、足 19 1.00 2.58 0.00 53.95
K1932 神経腫切除術 その他のもの 13 1.08 4.46 0.00 53.38
K0531 骨悪性腫瘍手術 肩甲骨、上腕、大腿
良性軟部腫瘍、骨腫瘍の手術では腫瘍のみを切除します(辺縁切除、腫瘍内切除)。悪性骨腫瘍・軟部腫瘍(肉腫)の手術では腫瘍と共に周りの骨や筋肉を大きく切除します(広範切除術)。切除後の組織欠損が大きい場合は、人工関節や別の筋肉を利用して再建します。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの 10 8.60 11.50 0.00 63.20
K161 頭蓋骨腫瘍摘出術
脳神経外科は、医師数2名、病床数は2床から6床に増床しました。手術(緊急手術を含む)、外来、抗がん剤治療(入院及び外来)、電場療法(オプチューン)、院内がん関連脳卒中治療(Stroke Oncology)を行なっています。手術は頭蓋内腫瘍に対する開頭腫瘍摘出を主としています。来年度からは術中ナビゲーション、術中モニター、神経内視鏡、術中PDT照射装置を導入して脳原発腫瘍に力を入れていきます。術後再発に備えて癌遺伝子パネル検査を推進していきます。悪性脳腫瘍末期の患者様には地域の緩和医療に繋げています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 94 1.70 9.22 1.06 73.22
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 55 1.71 7.49 0.00 72.73
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 35 1.51 7.23 0.00 66.43
K488-4 胸腔鏡下試験切除術 10 1.70 4.60 0.00 65.70
K5132 胸腔鏡下肺切除術 部分切除
胸腔鏡下手術は術後の創部痛や肋間神経痛の軽減に有効であり、術後在院日数の短縮に寄与しています。当科では肺悪性腫瘍に対する9割以上を胸腔鏡下手術で施行しています。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 73 1.81 8.82 0.00 73.73
K8501 女子外性器悪性腫瘍手術 切除 11 1.82 11.73 0.00 74.91
K0071 皮膚悪性腫瘍切除術 広汎切除
K0853 四肢関節離断術 指(手、足)
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4センチ以上
悪性黒色腫をはじめとする皮膚悪性腫瘍に対して専門的な手術を行っています。また、皮膚、皮下の良性腫瘍の手術治療も積極的に行っています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 155 1.26 5.39 0.65 75.23
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 75 1.77 8.60 0.00 69.16
K773-2 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 32 1.94 9.34 3.13 71.81
K773-51 腹腔鏡下腎悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)原発病巣が7センチ以下のもの 28 1.57 7.07 0.00 65.04
K800-2 経尿道的電気凝固術 24 1.08 4.58 0.00 69.67
膀胱がんは術後の膀胱内再発も多く、初発腫瘍に加えて手術数が多くなります。早期の膀胱がんでは経尿道的切除が行なわれます。前立腺がんは早期がんの比率が高くなり手術件数が増加しています。手術はロボット支援下腹腔鏡手術を行なっています。腎がんの手術は多くを腹腔鏡により施行していますが、小径の腎がんではロボット支援による腎部分切除が増えています。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K867 子宮頸部(膣部)切除術 140 1.04 1.00 0.00 38.50
K879 子宮悪性腫瘍手術 97 2.67 10.91 0.00 60.14
K879-2 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術 92 1.20 4.96 0.00 56.74
K889 子宮附属器悪性腫瘍手術(両側) 88 2.50 8.16 0.00 60.52
K877-2 腹腔鏡下膣式子宮全摘術 66 1.14 4.53 0.00 53.71
高度異形成や上皮内がんに対して子宮膣部円錐切除術を行っています。子宮頸がんⅠ~Ⅱ期、子宮体がんⅠ~Ⅲ期に対して積極的に手術療法を行っています。卵巣がんに対して可及的な腫瘍切除を目指して積極的に手術療法を行っています。初期子宮体がんや子宮良性疾患(子宮筋腫・高度異形成、子宮内膜異型増殖症など)では、腹腔鏡下手術やロボット支援下手術を取り入れています。初期子宮頸がんでは、腹腔鏡手術も行っています。
頭頸部外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K374-2 鏡視下咽頭悪性腫瘍手術(軟口蓋悪性腫瘍手術を含む) 25 1.04 8.80 0.00 71.00
K4571 耳下腺腫瘍摘出術 耳下腺浅葉摘出術 21 1.43 5.95 0.00 60.38
K394-21 鏡視下喉頭悪性腫瘍手術 切除 17 1.29 4.12 0.00 72.65
K4691 頸部郭清術 片側 17 2.12 8.65 0.00 70.94
K3932 喉頭腫瘍摘出術 直達鏡によるもの 14 1.07 2.79 0.00 70.79
外からの切開を行なわなくてもよい経口的な鏡視下咽頭・喉頭手術を積極的に行っています。甲状腺腫瘍の一部に対して内視鏡手術を導入しています。頸部腫瘤や頸部悪性腫瘍の検査や治療も数多く行っています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.22
異なる
手術・化学療法の合併症以外は、主にがん末期の化学療法中に発症した患者さんです。
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