病院における栄養部門の役割は、入院患者さんの病状に適応した食事を提供することにより疾病の早期治癒を図ることにありますが、同時に、入院生活の中で食事を楽しみにしていただけるよういろいろな工夫をしています。また、入院及び外来患者さんを対象とした個別の栄養食事指導や、栄養管理実施計画、NST(栄養サポートチーム)、緩和医療、褥瘡(じょくそう)チームなど他職種との連携により患者さんの栄養管理やQOL(キューオーエル:生活の質)の向上に取り組んでいます。また、患者さんの嗜好を把握し食事内容の改善を図るために入院患者さんを対象に食事アンケートを年1回実施し、その結果をもとに新しいメニューを取り入れています。
このような副作用の症状に対応した「ケモ(化学療法)食」「ハーフ(半量)食」「嚥下食」「個別オーダー食」や食事コメントのオーダーにより個別対応食をご用意しています。
また、管理栄養士が患者さんに直接状況を伺う病棟訪問も随時実施しています。
(治療中の食事の工夫)
入院患者さんで、1階の栄養相談室に来られない場合は病棟で行います。
平成17年度からNST(栄養サポートチーム)の稼動により、医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、検査技師、調理員及び事務が連携して全科を対象に週1回のNSTラウンドや月1回の勉強会などにより患者さんの栄養管理をサポートしています。その他、緩和医療では特に摂取量が低下している患者さんへの対応、口腔ケアプロジェクトチームでは口内炎などにより摂取困難をきたしている患者さんへの対応、褥瘡チームでは全身管理の基本となる栄養管理を担当しています。
また、平成18年度からは多職種での共同により栄養管理実施計画策定を入院患者さん全員に実施しています。